ロケットマスヒーターその5(ロケットストーブ)

ロケットストーブについて久しぶりに更新します。
実験結果を忘れそうな気がしてきたので、忘れないうちに思いつくままに書き記します。
なので・・後で直す可能性大です。
さて、その後3月ごろまで実験を繰り返しておりましたが、
現段階では自分の満足いくところまではいっておりません。
今はエネルギーと予算を使いきってしまったので充電中です。


課題がたくさんあるのですが、一つだけ簡単に言いますと、やはり教科書に書いてあることに逆らうとうまくいきにくいということがわかりました。

今回の実験でやってはいけないことをたくさん学んでいます。
ロケットマスヒーターで一番大事なのは、
煙道の断面積、そして素材、形状だと思っています。

ネット上でロケットストーブは完全燃焼するとか言われていますが、完全燃焼というのは何なんでしょうね。
灰が出ないとか煙がまったく出ないというのはありえにくい話しだと思うのですが・・・
しかし、うまくシステムが機能しているときはとても良い燃焼で従来のスタイルの薪ストーブよりは灰も煙もはるかに少ないように感じています。
また、個人的には完全燃焼云々にこだわるよりも、熱効率の良い(熱のロスが少ない)ストーブとしてまずは研究する方に重点をおくようにして進めています。
ただ、今回実験している倉庫でのストーブの場合だと、
良い燃焼(まったく煙が出ず、炎も直視できないくらいまぶしい状態)をしている時じゃないとベンチの先端まで暖まらないので結局は完全燃焼といわれる状況に近くないとうまく機能していません。

ちなみにこの状況の時のレンガで出来たベンチ(蓄熱部分)の温度は元に近いところで50度くらいで折り返しのベンチの先端で35度くらいを保っています。
そして煙突のトップ(外です)の温度は30度代なので、殆どの熱をロスすることなく暖房として使えています。

うまくいけばバッチリのシステムです。

今は、いろいろな流れの結果、残念ながら上記のような燃焼を保てずに頭打ちの状態です。

答えはわかっているのですが・・
今日はこれくらいにしておきます。