ロケットマスヒーターその4(ロケットストーブ)

今年の雪は凄いですね。
アトリエ・山林舎のお客さんは雪深いところにお住まいの方が多いので少し心配です。
なんとか雪かきの重労働と危険から開放される方法は無いでしょうか。
この時期になると、いろいろと考えてしまいます。
さてロケットストーブの続きです。

前回、ロケットストーブ(ロケットマスヒーター)とは
自分たちの快適さのために石炭、石油、原子力に依存した
家庭用暖房から解き離れたいと願っている人たちのための道具である。
・・と説明しましたが、実際はどういったものなのかと言いますと、
『燃費と熱効率が極めて優れている次世代の薪ストーブ』だといえます。
ボックス型の鋳物や鋼板で出来た薪ストーブとの違いは、
今まで煙突から逃がしていた排気熱を建物内部で蓄熱出来るという部分です。
今回試作しているロケットマスヒーターでは煙道をレンガでつくり、
ベンチとして座れるようにしつつ、その部分に蓄熱出来る仕組みとしています。

一般に薪ストーブの煙突は横引きにするのを極力避けなければ、
うまく燃焼できず、ストーブを使うことが出来ないと考えるのが常識です。
しかし、このロケットストーブのシステムをうまく利用すれば、
煙突の横引きを長くとることが出来るので、熱を建物内で有効に得られます。
ちなみに、今回の試作ロケットストーブでは、ベンチの煙道は7.2mとっています。
そこから先の煙突はまだ実験段階です。
薪ストーブのことをよく知る方が見れば突っ込みどころ満載の感じになっておりますが、
それでも燃焼はうまくいき、煙突のトップから排気されているのは水蒸気だけのようです。
また、煙突をさわっても冷たく、外部の煙突には雪が積もっているほどなので、安全性もしっかりしているように思います。
まだまだ実験段階ですが、引き続きご紹介していこうと思います。

ロケットマスヒーターその4(ロケットストーブ)」への1件のフィードバック

  1. やってますね~
    オールレンガ うらやましいです
    私もレンガとモルタルで作ってみました
    まだ出来たてのホカホカですが
    なんとか燃えています
    ベンチもホカホカ

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