木の香りについて

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一般にログハウスのイメージを訊きますと
『木の良い香りがする』 と皆さんが口を揃えておっしゃいます。
 
しかし、木にもいろいろな種類がありまして、それぞれに香りも違います。
ログハウスは木を大量に使う家ですから、家の中は当然木の香りが広がります。
 
これからお住まいになるあなたのログハウスが
『木の良い香りがする』なら、毎日を快適に過ごせ、最高の日々をおくれることでしょう。


 
でも・・・
もしこれが自分に合わない木の香りだったら・・・
 
想像されたこと、ありますか?
 
私ごとですが、実はわたくし、イエローシーダーの香りが苦手です。
イエローシーダーの木の性質や特徴は日本の気候風土にぴったりなこともあり、個人的には皆さんに是非、お薦めしたい素材のひとつです。高価ですが、とても良い材です。
 
そして、ウエスタンレッドシーダーの香りは食べてしまいたくなるほど大好きな香りです。
でも、加工しているときはレッドシーダーの時に限ってくしゃみが結構でます。
私、軽いレッドシーダーアレルギーなのかもしれません。多分、特有の細かい木粉が原因のように感じます。
 
・・・話しを戻しますね。
 
しかし、いくら良い材と言っても、
家の香りが自分に合わなければ快適に過ごすことは出来ません。
 
ここでお断りしておきますが、
私はイエローシーダーの香りはダメですと言っているのではありません。
これは個人的な感覚の問題であり、イエローシーダーの香りがお好きな方もいらっしゃると思いますし、気にならない方もいらっしゃると思います。
 
人にはそれぞれ好みがあります。
もしかすると、あなたの場合はフィンランドパインの香りが合わなくて、イエローシーダーの香りがリラックス出来る香りかもしれません。
 
木は良い香り。
皆さんそのようにおっしゃいますが、必ずしもそうではないかもしれないということを判っていただければと思います。ログハウスの樹種選びをされる場合は、強度、不朽性、価格等も大事ですが、見て触れて嗅いでみなければ判らない部分もあります。材選びをされるときは香り選びも選択される理由の一つにされることを忘れないで下さい。
 
大事なことだと思います。