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蜜蝋ワックスを作ろう。

今回、知り合いから蜜蜂の巣をいただく機会がありました。
前から蜜蝋づくりには興味がありましたので、早速つくってみることに。
やってみると意外と簡単ですので、もし蜂の巣が手に入るようでしたらやってみては如何でしょうか。自分でつくった特性ワックスで家具や自分家をメンテナンスする。そんなマニアックな方にお薦めです。ものづくりは面白いですよ。
 
 
蜜蝋ワックスの作り方。
これがハチミツを搾ったあとの蜜蜂の巣です。素手で持つとハチミツで手がべとべとに...搾った後でも指をなめると甘かったです。

蜜蝋づくりをしている最中、いろんな蜂やアリが寄ってきました。きっと巣の香りに寄せられてきたんでしょうね。
百円均一で買ってきた雪平鍋にいれ、一緒に水をいれます。

※注意!! 家の鍋を使うのは止めましょう。分離した蝋が鍋にこびりつき、洗うのが大変です。ていうか、使えなくなり,
奥さんに叱られるはめになりますよ。。入手可能なら一斗缶をどこかでもらってするのが良い方法だと思います。鍋は小さすぎ、効率が悪かったです。
煮立ってきたら巣が崩れてきます。それをもっとぐちゃぐちゃになるまで煮ます。そして木の棒で押しつぶしながらすると無駄なく蜜蝋がとれると思います。

注意!! 煮ている間はハチミツ等のツンとしたニオイがします。ご近所等に迷惑がかからないようにしましょう。
蜜蝋を煮だしている間にバケツに水をはっておきます。これも百円均一で買ってきましょう。蜜蝋がこびりつきますので。
煮出した蜜蝋を冷水の上に流し込みます。蜂の巣のカスが混ざらないようにザル等で漉しましょう。
流し込まれた蜜蝋です。熱された蝋は冷やされると固まる性質をいかした方法です。これを考えた人はすごい。言われてみれば簡単にわかることなんですけどね。
冷やした蜜蝋をこねこねし、団子をつくっている図です。(この工程は必要ありません。ちなみに写真は私の子供達です。蜜蝋づくりを一緒に手伝ってもらったお礼にねんど遊びをさせているところです。)
stockmar(シュトックマー)の蜜ろう粘土みたいで子供たちも大喜びでした。


冷やし固めるとこんな感じになります。一回目はまだ不純物が残っているのでもう一度これを湯煎してガーゼ等で漉します。
未晒し蜜蝋の出来上がり。
ちゃんと甘いアロマな香りがしてます。

さあ、これを元に蜜蝋ワックスは作られます。
さて、油を買ってきました。写真は荏ゴマ油と亜麻仁油で、昔から建築用の木材保護材として使われている代表的な油です。今回はこの2種類のワックスを作ります。
まず、鍋に油を注ぎ入れ熱します。
そして、蜜蝋を入れます。(できるだけ細かくして入れる事。塊のまま入れると融けるのが遅いです。)
これが油と蜜蝋が混ざり合った状態です。油と蜜蝋の比率は好みで混ぜてください。私は蜜蝋50gに対し油500cc程で調合しました。そして、ワックスが冷え固まる前にガーゼ等で不純物を再度漉します。
蜜蝋ワックスを容器に入れ、冷え固まった状態です。硬さはちょっと堅いバターぐらいです。
これは先程のワックスを漉した時のガーゼです。そのまま捨てるのは勿体無いので何かに塗る事にしました。
私の車のシフトレバー(自作。フィンランドパインの手摺子を切って磨いただけですが。。)に塗ってみました。蜜蝋ワックス独特のツヤが良い感じだと思いません?
蜜蝋ワックスの作り方は以上です。今回は荏ゴマ油と亜麻仁油で2種類のワックスをつくりました。いずれも市販で売られているものと変らない出来上がりで非常に満足しています。

皆さんも機会があればやってみては如何でしょうか。

 
 
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